無駄を省いたデザイン。北欧のリビングルームで、ほっとする部屋作りを。
北欧のリビングルームは、目に留まり、記憶にのこるデザインが多いと思いませんか? それでいてお洒落で、一度は憧れたことがある人は少なくないのではないでしょうか。
北欧のリビングルームのデザインが人々を魅了する、いくつかの理由があります。
それは、無駄をそぎ落としたすっきりとした空間であること、そして形と機能がうまく組み合わされていることで、美しいだけでなく実用的なインテリアを実現していることです。
長くて明るい夏の日や、暗くて寒い冬の夜を過ごすには、北欧のリビングみたいにすっきりとしていて快適で、シンプルさに囲まれるのが心地よいのかもしれません。
北欧のマインドセットを取り入れたリビング
忙しい現代生活の中で、ミニマリズムとラグジュアリーのバランスがとれたリビングルームを求める人が増えています。
北欧デザインの原則を取り入れて、機能的で厳選した大切なものだけを置く空間作りを目指しましょう。
1. 開放的なリビングを実現する
北欧のリビングルームでは、ごちゃごちゃとしたものはほとんど見られません。
その代わりにすっきりしたライン、ミニマルデザインなリビングの家具、そして自然を室内に取り入れることに重点を置いています。
北欧の住宅の大半はオープンプランで、キッチン、リビングルーム、ダイニングルームが一体となって家の中心を形成しています。
壁で部屋を区切らないことで、広々とした空間を味わえるのが特徴的です。最近の日本の家もオープンプランが多いかと思います。
また、オープンプランのリビングにすることによって、無駄なものを減らし、厳選したお気に入りのアイテムだけ置くように心がけるので、すっきりとした空間を作り出すことができます。
インテリアをすっきりさせ、リビングルームの収納力を最大限に高めるためには、場所にも好みの感覚的にも、フィット感のある家具を選ぶとよいでしょう。
2. 機能性も重要、お気に入りの家具に囲まれた空間
北欧のリビングデザインは、日々の生活をより快適にすることを目的としています。
そのため、家具はスタイリッシュなだけでなく、機能性にも優れていなければなりません。
各部屋には、見た目の美しさと機能性を兼ね備えたポイントとなる家具をいくつか選び、それに合わせて厳選された小物やファブリックを配置して部屋をまとめます。
例えば、リビングには、座り心地のよいソファと椅子、シンプルなフロアランプ、鏡やアート作品、大きめの観葉植物、織り地のラグ、アクセントとなるクッションなどを置くとよいでしょう。自分が本当に好きなものだけを置くようにしましょう。
3. リビングの色彩はニュートラルを目指す
ニュートラルとは、どこにも属さない中立的という意味で、そのためには、真っ白なリビングルームの壁を使うのが一番簡単です。
すっきりとした真っ白なキャンバスは、時代を超えて選ばれ続けています。 さらに、小物やカーテンなどにアクセントをつけることで部屋の印象を簡単に変えることができます。
ここで注意が必要なのは、やりすぎないことです。 色や柄が好きな場合、たくさんの色を入れすぎないよう、ちょっとしたアクセントカラーに抑えましょう。
たとえば、グレーのソファやフットスツールに柄物のクッションやラグを合わせたり、壁の一面だけを手描きの壁紙やアートで飾ったりするのがいいかもしれませんね。
4. フローリングに焦点を当てる
北欧の住宅では、フローリングが多く、フロア全体を覆うカーペットを敷くことはほとんどありません。
パインやバーチ(樺桜)などの淡い色の木材は、光を反射する効果があり、床板を白く塗ることで空間をより広く見せることもできます。
また、木製の床は、部屋のオブジェや家具のインテリア性の高さに注目させる効果もあります。
カーペットの代わりにはラグを敷きます。
テーブルの下やメインのリビングスペース、廊下など特定の場所に敷くのが一般的です。
リビングルームのラグは、部屋に彩りと質感を与えてくれます。
素材はウールやコットンが一般的ですが、デザインや色は自由です。
ラグを選ぶのは、自由で、楽しいポイントでもありますよね。
5. 光を取り入れる
北欧スタイルのリビングルームを、昼も夜も快適にリラックスして過ごしたいですよね。
光を取り入れるために、窓の装飾は最小限にとどめましょう。
ここでいう最小限は、シャッター、リネンやシアーな布製のカーテンのいずれかに抑えるのがいいでしょう。
またリビングをより北欧インテリアに近づけるためにも、照明はこだわりたいポイントです。デザインの凝ったペンダントライトやフロアランプは北欧でも人気なので是非取り入れてみてください。
フロアランプとテーブルランプを美しく組み合わせれば、眩しい主照明に代わって、よりソフトな印象を与えることができます。
6. 自然界の原料を使う
北欧のリビングに絶対に欠かせないのは何といっても、自然のもの。
木、革、綿、ラタンなど、自然が生み出した素材が、本物の北欧のリビングでは大きな役割を果たしています。
北欧にはたくさんの森があり、屋外スペースが豊富にあることから北欧インテリアと自然との間には強い関係があります。
自然素材を家に取り入れることで、室内にいても自然とのつながりを感じることができます。
北欧のデザインは、石や木、麻などのさまざまな自然素材を違和感なく融合させています。
素材は、白、クリーム、グレーのリビングのように、同じようなトーンと色の範囲内に収める必要があります。
そうしないと、様々な素材を使うことで空間がごちゃごちゃしてしまい、全体のデザインが目指しているものとは逆の印象を与えてしまいますので気をつけてください。
7. 植物のディスプレイを見せる
北欧のリビングに自然を取り入れる一番簡単な方法のひとつは、観葉植物を飾ることです。観葉植物は安価でありながら、家の印象を一気にアップさせてくれます。
植物の配置方法や、こだわりなど、
今では、様々なSNSやこういったブログなどで、クリエイティブでおもしろい方法が紹介されています。
植物がどのように空間を引き立て、全体のレイアウトを改善できるか、普遍的な空間を自分だけのオアシスに変えるプランを練りましょう。
自分だけの空間。せっかくだから快適に過ごしたいですよね。
観葉植物を高さ順にまとめたり、ハンギングプラントやアイビーをドアフレームやカーテンレールに取り付けたりして、お洒落な外観になります。
一人暮らしの小さなリビングやワンルーム、マンションのリビングなどでは、サボテンなどのコンパクトな植物を棚に並べると、トレンド感が出ます。
8. 自然の色を室内にも取り入れる
壁の色は白がいいと述べましたが。白一色で統一するのではなく、大自然にインスパイアされた配色を選ぶのもいいです。
自然の色を取り入れることで、控えめで落ち着いた印象になります。壁や床の色、カーテン、リビングルームの椅子などにも、自然の色を取り入れてみてください。
緑は大地や草木を、青は空や海を、黄色は太陽や花を連想させます。 ブラウン、クリーム、ベージュなどのニュートラルな色調のリビングルームは、いずれもインテリアをより自然に、清潔に、新鮮に感じさせてくれます。
最後に、フローリングには冷たい人工物を避け、木やコルク、竹を採用しましょう。 これらの素材は足元を暖かくし、より自然でオーガニックな選択です。
9. 家具や小物に自然の要素を取り入れる
先ほど簡単に自然を取り入れる方法として、観葉植物をあげましたが、 もうすこし余裕のある人はこちらを試してはいかがでしょうか?
屋外で使われている素材をインテリアに取り入れます。 例えば、木、ラタン、石などは自然の質感を部屋に取り入れるのに最適で、置いてあるだけでオシャレになります。
また、貝殻や砂の入った瓶、木の枝など、自然の要素をインテリアに取り入れると、面白いです。
自然にならって、木の香りのお香や生花のフローラルな香りなど、アウトドアの要素を加え、五感を刺激することで、自然の中でリラックスして自由に過ごすのと同じ感覚を家の中にも取り入れることができます。
自然の香りが部屋中にひろがる、素敵な空間が想像できますね。
10. 隠すことのできる機能的な収納を取り入れる
北欧のインテリアデザインは機能性を重視しています。 スペースを最大限に活用するために、オーダーメイドで収納量たっぷりの作り付けの棚や、家具やなどを検討してみるのもいいかもしれません。コストは家具屋さんで買うよりもかかってしまいますが、自分で好きな素材やデザインが選べ、思い描く理想のインテリアにぐっと近づくことができます。
理想的なものとしては、隠し棚や「引き出し式」のキャビネットがあります。 整理整頓された落ち着きのある空間になるだけでなく、煩わしさがない分、よりリラックスしてくつろぐことができます。
北欧のリビングルーム、どのようにスタイリングしますか?
北欧のリビングルームをスタイリングする一番の方法は、質感を加えて重ね合わせ、高級感を演出することです。
そのためには、サイザル麻のラグやラタンのバスケットワーク、木目の美しい木材などの自然素材を取り入れたり、適度に落ち着いた色合いのフェイクファー、リネンなどを取り入れるとよいでしょう。
北欧のリビングルームは、ニュートラルな色とモノトーンのパレットで構成されていてスタイリングしやすいので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
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